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トルコに旅行にいらした方なら、一度はトルコ・コーヒーを飲んだことがあるかもしれませんね。
初めて飲むとその粉っぽさや不思議な味に驚くかもしれません。小さなデミタス・カップに入れて味わうトルコ・コーヒー。実は歴史の深い飲み物なのです。

①トルコ・コーヒーの歴史
トルコ・コーヒーは今からおよそ450年前、18世紀に当時のオスマントルコ帝国のスルタン(王様)にイエメンの統治者より贈られたものです。当時、まだトルコだけではなく、ヨーロッパにもコーヒーというものは存在していませんでした。イスタンブールの庶民の間にもやがて広がり、多くのカフェがつくられました。また、イスタンブールに商売にやってきたイタリアやウィーンの商人たちから、ヨーロッパ各地に広がっていきました。コーヒーはヨーロッパに浸透している文化のような感じがしますが、実はトルコから広がっていったものだったのですね。
②トルコ・コーヒーはどんな味?

トルコ・コーヒーを初めて飲む方はその粉っぽさに驚かれることと思います。普通のコーヒーと違いトルコ・コーヒーは、まず注文をする段階で砂糖の量を決めなくてはなりません。アズ・シェケルリ(砂糖少し)、オルタ・シェケルリ(普通)、そしてシェケルリ(砂糖たっぷり)の3種類があります。その注文に応じてコーヒーの粉と一緒に砂糖も入れ、専用のジェズベといわれるコーヒー鍋でつくられます。粉っぽいけど、不思議な甘さと他では味わうことのできない味。その魅力に取付かれてしまう旅行者も決して少なくはないようです。

③トルコ・コーヒーはどんなときに飲まれている?

トルコの庶民の飲み物といえばチャイ(紅茶)。かわいいチューリップのような形をしたガラスのコップに入れられたチャイ1を一日で30杯くらい飲むトルコ人も決してすくなくはありません。ちょっとしたあいまに、食後にとチャイは生活に欠かせない飲み物です。それに比べてトルコ・コーヒーはもう少し改まった感じの席で飲まれることが多いです。昔は求婚しにきた男性家族への返事をこのコーヒーを使ってしていたとか。たくさん砂糖を入れれば「喜んで」という承諾の、砂糖をまったくいれなければ、「お断り」の意味だとか。今では、チャイよりもう少しあらたまったおもてなしをしたいときに、魚料理のあとに、胃がもたれているときに・・・とさまざまな飲まれ方をしています。その中でも有名なのが「トルコ・コーヒー占い」です。

④トルコ・コーヒー占いとは?
トルコ・コーヒーは飲みおわればおしまい・・というわけではありません。
もともと小さなカップで飲みますが、粉っぽいこのコーヒーは2/3も飲むともう粉だらけで飲めなくなります。その残った粉を使ってされる占いがコーヒー占いです。もうこれ以上飲めないというところまで飲んだら、カップをソーサーにひっくり返します。粉が完全に水分をうしなって固まったら、占いのはじまり。そのできた線や形によっていろいろな意味があるとか。例えば鳥のような模様があらわれたら、いい知らせがくる、線がたくさんあらわれたら、それはこれから歩む道がたくさんあるとか。庶民の間の遊びのような感じですが、今では占い専門のカフェが登場したり、また占い師を家に呼んで占ってもらったりと、その占いは生活に密着しています。

⑤トルコ・コーヒーの作り方
用意するもの

*トルコ・コーヒーの粉(古くなると風味が悪くなるのでなるべく早い
うちに使いきります。)
*ジェズベ(コーヒーを作るための鍋)
*砂糖(お好みの量を)
*デミタス・カップ

作り方

①ジェズベに水・砂糖・トルココーヒーを入れて混ぜながら、弱火に かけます。一人分のコーヒーは小匙2杯くらいが目安です。アズ・ シェケルリなら砂糖小匙1杯、オルタなら2杯くらいが目安です。

② 時々かき混ぜます。コーヒーから 細かい泡がでてきたら、泡をつぶさないようにコーヒーカップに半分くらいいれます。

 

 

③残ったコーヒーも火にかけながら、また泡が出てきたら火を止めて 残りをカップにいれて出来上がりです。カップに移す際には泡をつ ぶさないようにそっと注ぎます。 とくかくトルコ・コーヒーでは泡が命。たくさん泡があるほどおい しくなります。

④飲むときは少し時間を見て、トルコ・コーヒーの粉がカップの底に 完全に沈んでから飲みます。急いで飲むと、口の中に粉のざらざら ばかりが入ってしまいます。